住所: Porschestraße 51, 38440 Wolfsburg, Germany Google マップで開く
入場料: 入場無料
テーマ: 図書館, 文化施設
開館時間
月、火、木、金曜日:10:00~18:00
水、土曜日:10:00~14:00
日曜日:休館
祝日は開館時間が異なることがありますのでご注意ください。
ヴォルフスブルク文化センター(Alvar Aalto Kulturhaus)はドイツの自動車産業地域の周辺の小さな町のために設計、建設されました。設計者としてアルヴァ・アアルトを選ぶにあたり、新しい町であるヴォルフスブルク(Wolfsburg)は世間の注目を集めるものを期待しました。
建物は市立図書館、成人教育センター、青少年クラブ用の施設として設計されました。これらの3つの異なる施設が1つ屋根の下に巧みに組み合わさっており、彫刻のような建物正面の向こう側に各施設がそれぞれの独自の空間を保ちつつ配置されましたた。現在は、市立図書館のみが当時と変わらぬ形で利用されています。図書館に加えて、今日ではレストラン・Aaltoなどの様々なビジネス施設がこの建物に入っています。
文化センターの独特な形状は一目で分かる特徴の一つとなっています。建物の正面は非常に幾何学的なデザインになっています。六角形の建物が複数集まって一つの建物を形成しています。
ヴォルフスブルク文化センターの設計にあたり、クライアントは予算やスケジュールの制約のない自由な設計を提示しており、このセンターを「総合芸術作品」として完成させる可能性を期待してアアルトが任命されました。この建物には、屋上テラスに通じる吹き抜けの中庭に開閉可能な天井のあるサンルーフや暖炉があるなど、アアルト独自の特徴もあります。また自然光を取り入れる様々な形状の天窓があります。
建物正面の外観はカッラーラ産大理石を使用していますがインテリアは主に花こう岩と木材で仕上げられています。家具だけではなく、ドアハンドルや照明器具など細部に至るまでアアルトのデザインが使用されており、今日でもこの建物の中では多くのアアルト・デザインを目にすることができます。

ヴォルフスブルク文化センターには市立図書館やその他の文化施設、ビジネス施設がある。写真:Maija Holma(アルヴァ・アアルト財団)

ヴォルフスブルク文化センターの講堂。写真: Maija Holma(アルヴァ・アアルト財団)
建物は市立図書館、成人教育センター、青少年クラブ用の施設として設計されました。これらの3つの異なる施設が1つ屋根の下に巧みに組み合わさっており、彫刻のような建物正面の向こう側に各施設がそれぞれの独自の空間を保ちつつ配置されました。