住所: Varkaus, Finland Google マップで開く
入場料: お問い合わせください
ツアー: ヴァルカウスエリアのツアーとガイドツアーは Savonlinna Tours社までお問い合わせください。Eメール:sales@savonlinnatours.fi、電話:+358 50 548 4004
テーマ: レストラン, 住宅, 住宅地, 地場産品, 工業地区
ウェブサイト: Visit Varkaus
町の中心にまで広がるサイマー湖(Saimaa)の水路、緑豊かな自然など、ヴァルカウス市(Varkaus)周辺には休日に訪れたい場所が数多くあります。特に、地元特産のキャビアとバルチックチョウザメ、タトゥーアートとタトゥー文化を紹介するタトゥー・ミュージアム(Tattoo Museo)、珍しい楽器の館の機械仕掛けの音楽博物館(Mekaanisen Musiikin Museo)がおすすめです。
1900年代初め、ヴァルカウスの街並みを手掛けたのは、有名な建築家のイーヴァル(Ivar)とワルター・トーメ(Valter Thomé)、カール・リンダール(Karl Lindahl)、そしてアルヴァ・アアルトでした。産業界を中心に作られたこの町は建築的に見ても独自性があります。この豊かな文化の歴史をヴァルカウスの博物館やそれらのオンライン展示、ヴァルカウスのガイドによるガイドツアー、ヴァンハ・ヴァルカウス(Vanha Varkaus)ツアーで紹介しています。
サイマー湖の景色を満喫するには手漕ぎボートやカヌーがおすすめです。魚釣りは街の中ほどにあるピルティンヴィルタ運河(Pirtinvirta)や3000ヘクタールもある広い釣り場でお楽しみいただけます。リンナンサーリ(Linnansaari)とコロヴェシ(Kolovesi)国立公園は水路を楽しむには楽園のようです。そこには有名な サイマーアザラシが生息しています。タイパレ運河(Taipale)周辺では運河の様子を眺めたり、運河博物館(Kanavamuseo)で運河建築について知ることができます。
アルヴァ・アアルトとヴァルカウスの産業的景観
ヴァルカウスはアルヴァ・アアルトがその足跡を残した古い産業の街です。彼は1930年の半ばにヴァルカウスの工場設計を始め、それに10年ほど費やしました。中には実現できなかった設計もいくつかありました。アアルト建築の他にヴァルカウスでは町の古い建築の歴史を見学したり、サイマー湖周辺の自然やサヴォ地方(Savo)の食事もお楽しみいただけます。
機能主義の先駆者だったアルヴァ・アアルトは、彼のデザインを通し、社会がより進歩的で平等であるべきだと考えました。1940年代になると、重要な目的として戦後の再建とその実現を目指そうとしました。ヴァルカウスでアアルトは工業用建築、都市計画などから一般住宅まで広範囲にわたり設計に携わりました。ヴァルカウスの工場からアアルトの設計したスタンダートな家がフィンランド中に広がっていきました。
ヴァルカウスにおける200年以上にわたる工業の歴史は町のいたるところに見られ、長年にわたり成功を収めたものがありました。例えば製鉄業や土木業、造船業、木材加工業、製紙業などです。現在ではヴァルカウスはエネルギーテクノロジー分野においても有名です。
一部古い工業地域では近代的な漁業センターとして生まれ変わっています。
ヴァルカウスでは、サイマー湖の水で環境にやさしく育てられたニジマス、チョウザメとキャビアなどをご堪能ください。
機械仕掛けの音楽博物館では1800年代から現在に至る国際的な機械仕掛け音楽の歴史を紹介しています。この博物館を見学することでより深く工業の歴史に触れることができるでしょう。

アルヴァ・アアルト設計により1948年に完成したアールストローム社の製材所は、1970年代に取り壊された。写真:アルヴァ・アアルト財団

アアルトはヴァルカウスで工場の他に製材工場員のための家(スタンダートハウスを)設計した。写真:アルヴァ・アアルト財団
ヴァルカウスでアアルトは、工業用建物、都市計画などから一般住宅まで広範囲にわたり設計に携わりました。ヴァルカウスの工場からアアルトの設計したスタンダートな家がフィンランド中にたくさん広がっていきました。
案内
基本情報
ヴァルカウス市(Varkaus)へのアクセス
ヴァルカウスはヘルシンキから約320km北東に位置します。ヘルシンキからヴァルカウスまでは Matkahuolto(マトゥカフオルト)か Onnibussi(オンニブッシ)のバス、または電車を利用するのが便利です。ヴァルカウス周辺でタクシーをご利用の場合はこちらへ。電話番号:+358 100 86 100
アアルト設計のスタンダートハウスは外観のみの見学になります。
その他の詳細はこちらから。