住所: Rovaniemi, Finland Google マップで開く
入場料: お問い合わせください
ツアー: 自由見学、またはガイドツアー
テーマ: オフィスビル, 文化施設, 行政センター, 都市開発
ウェブサイト: Visit Rovaniemi
開館時間
金曜日:9時〜18時
土曜日:11時〜16時
日曜日:休館
金曜日:9時〜17時
土曜日:11時〜15時
日曜日:休館
ロヴァニエミ市(Rovaniemi)は第2次世界大戦中に甚大な被害を受けました。1944年、当時の町の中心部の約90%の建物が破壊されました。
トナカイの枝角都市計画(Poronsarvikaava)
通称「トナカイの頭部」と呼ばれているのは、建築界の巨匠の考えたロヴァニエミの町の中心部です。アアルト独自のアイデアは、ロヴァニエミの町の中心部をこの地域を象徴する動物であるトナカイの頭部に見立てた都市計画です。スポーツスタジアムをトナカイの目とし、北、西、南へと延びる道がトナカイの角部分です。
ロヴァニエミの行政文化センター
ロヴァニエミでのアアルトの主な仕事は、こちらもまたアアルトセンターとして有名な行政文化センターの設計でした。そこに含まれるのは、市庁舎(kaupungintalo)、市立図書館(kaupunginkirjasto)、ラッピアホール(kongressikeskus Lappia-talo)で、ラッピアホールはロヴァニエミ劇場(Rovaniemen teatteri)にもなっています。最初に完成したのは1968年の図書館でした。ラッピアホールは1975年に完成し、アアルトが亡くなる前に完成を見届けた最後の建築です。市庁舎は1986年、アアルト亡き後、後妻のエリッサ・アアルトが完了させました。
アアルトのロヴァニエミでの住居設計
広範囲にわたる公共建築プロジェクトの他に、アアルトはロヴァニエミに住宅建築も設計しました。コルカロリンネ(Korkalorinne)住宅区は公園のような環境にあり、テラスハウス、アパートメントハウスなどからできており、ロヴァニエミのタピオラ(Tapiola)と言われています。(✳︎Tapiola:ヘルシンキ郊外にある1950年代から60年代にかけて建てられたニュータウン)ロヴァニエミの中心部には、コンパクトな都市部の計画の一部として、実業家のアホ(Aho)家のために複数の建物が設計されました。

アアルト広場で目を引くロヴァニエミ市庁舎。写真:ロヴァニエミ市

ラッピアホールはロヴァニエミ劇場の拠点であり、有名な議会ホールでもある。写真:ロヴァニエミ市
案内
基本情報
ロヴァニエミ市(Rovaniemi)へのアクセス
ロヴァニエミはヘルシンキから約820km北に位置し、飛行機、電車、またはマトゥカフオルト Matkahuolto やオンニブッシ Onnibussi のバスでお越しいただけます。
その他の詳細は、ロヴァニエミ観光案内 から。
ロヴァニエミのタクシーの電話番号:+358 200 88 000
アアルト設計のラッピアタロの住所:Jorma Etontie 8A, Rovaniemi
ロヴァニエミ市庁舎の住所:Hallituskatu 7, Rovaniemi
ロヴァニエミ市立図書館の住所:Jorma Etontie 6, Rovaniemi
その他、ロヴァニエミの建築についてはこちらから。
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