セイナヨキ到着後、まずはセイナヨキのアアルトセンター(Aalto-keskus)を徒歩によるガイド付きツアーでご案内します。(日本語、英語、フィンランド語など)
アルヴァ・アアルトはセイナヨキに世界的にも珍しい文化と行政の関連センターを設計しました。アアルトセンターは、ラケウデンリスティ教会(Lakeuden Ristin kirkko)、教区センター(Seurakuntakeskus)、市庁舎(Kaupungintalo)、アアルト図書館(Aalto-kirjasto)、合同庁舎(Valtion virastotalo)、市立劇場(Kaupunginteatteri)の6つの建物から成り立っています。夏にはラケウデンリスティ教会の塔に上がり、65メートルの高さからセイナヨキの景色を眺めてはいかがでしょうか。また、現在多方面で活躍する設計事務所 JKMM Architects が手掛けたアピラ図書館(Apila Kirjasto)も必見です。この図書館は地下通路でアアルト図書館(Aalto-kirjasto)とつながっています。アアルト図書館には、プライベートコレクションとしては世界で最も幅広いアアルト作品が展示されています。(約2時間)
次はアート&文化センター、カレヴァン・ナヴェッタ(Kalevan Navetta)に移動します。町の中心部から1.5kmほどの距離にある、1900年代初頭の雰囲気を残すレストラン・アーレラ(Ravintola Äärellä)にて昼食をお召しがりください。お食事の後には地元のアート作品や文化にふれたり、工芸ショップ(Taito Shop Seinäjoki)にてお買い物もお楽しみ頂けます。(約1.5時間)
Taito Shop Seinäjoki ではフィンランドの国産品、特にポホヤンマー地方の手工芸品が取り揃えられています。商品はユニークで創造性があり現代的なものばかりです。自宅用に、またはプレゼント用にいかがでしょう。お店はカレヴァン・ナヴェッタ内にあり、セイナヨキの街中に近い場所です。営業時間は月曜から金曜午前11時から午後7時まで、土曜は午前11時から午後3時まで。詳細はこちらをご覧ください。
次はセイナヨキノ街中に戻り、自衛団とロッタ・スヴァードミュージアムを見学します。ここは民間防衛に関する博物館で、アアルトの設計した南ポホヤンマー県の自衛団会館の中にあります。北欧の伝統を取り入れた代表的な建築で、1920年代、若いアアルトが設計した珍しい建物の1つです。そして現在まで、ほぼ建築された当時のまま残されています。この自衛団会館は、建設当時の姿を残すように1980年代から修復されました。(約1.5時間)
1日の終わりには、ウッパラ・マナーハウス(Uppalan Kartano)のレストランでアアルトメニューの夕食どうぞ。このレストランは歴史あるマナーハウス内にあります。ウッパラ・マナーハウスはセイナヨキで最も古く、その歴史は1600年代までさかのぼります。マナーハウスは2009年7月にレストランとしてオープンし、建物の構造は1700年代から今まで保存されています。(約2時間)
マナーハウスの以前のオーナーであるユッシ・タッラ(Jussi Talla)とアアルトは友人で、ラケウデンリスティ教会建設中にはここで食事をしたそうです。それはレストランがオープンするよりかなり以前の話です。
レストランではアアルトメニューをお楽しみ下さい。シェフはアアルトのデザインにインスピレーションを受け、料理はきれいに盛り付けられ、アアルトもインスピレーションを受けたフィンランドの自然食材を使っています。料理には少しインターナショナルな要素もあります。アアルトも国際人でした、彼の建築の随所に彼の愛したイタリアを感じることができます。こちらのアアルトメニューはフィンランドの湖からとれる魚、森からのベリーやキノコ、ジビエなどが使われ、ヨーロッパの食文化が少し加わり、美しく盛り付けられてお客様の前に出されます。