
トゥルクとトゥルク新聞社
トゥルク
建築家アルヴァ・アアルトは1927年から1933年までトゥルク市(Turku)に住んでいました。この時期に建築や家具デザインの新しい時代が生まれました。1920年代初め、自身の設計事務所をトゥルクに構えた エリック・ブリュッグマン(Erik Bryggman)はフィンランドの建築家の中で初期の機能主義を代表する内の1人でした。この両者は協力し合い仕事をしました。 街の中心にあるトゥルク新聞社ビル(Turn Sanomien toimitalo)はアアルトが設計したオフィス向けの建物の中にあり、トゥルク新聞社が使用するようになったのは1928年から29年にかけてのことでした。アルテック(Artek)の家具の製造元である家具工房コルホネン(Korhonen)もトゥルクエリアにあります。 トゥルク新聞社ビルはアアルト設計の南西フィンランド農業協同組合ビル(Lounais-Suomen Maalaistentalo)やスタンダードアパートメントハウス(Standardiasuintalo)と共に国の文化財の選考対象になり、トゥルク新聞社ビルは2012年に文化財に指定され、建造物保護法が適用されています。また国際学術組織であるDocomomoにより、1920年代から1970年代のフィンランドモダニズムの重要建築に認定されています。…