フィンランド旅行について

フィンランドへようこそ!

まず知っておくと便利な情報

  • フィンランド人のほとんどは流暢な英語を話します。
  • フィンランド国内の移動は距離が長く時間がかかるかもしれません。
  • 水道水は非常に水質が良く、そのまま飲んでも安全です。
  • フィンランドには夏、秋、冬、春の四季があります。
  • フィンランドにはチップの習慣はありません。ですが満足できるサービスを受けた場合にチップを渡すと喜ばれます。
  • 銀行は週末の間は営業していません。
  • 一般的にミュージアムの閉館日は月曜日が多いです。
  • 祝日はミュージアムやお店の営業時間が通常と異なる場合があります。旅行中に残念な思いをしないように、事前に営業時間を調べておくことをお勧めします!

 

フィンランドでの食事とショッピング

お店の営業時間は場所やお店の種類によってかなり異なります。大きな街の食料品店は夜遅くまで営業しており日曜日も開いています。お店の多くは18~21時に閉まることが多く、日曜日に営業しているお店も多いです。地方の町ではお店の営業時間が短いこともあり、特に日曜日に営業していないこともあります。祝日にはほとんどのお店が閉まりますが、例外的にヘルシンキでは開いているお店もあります。ですが、いずれの場合も事前に営業時間を調べておくことをお勧めします。ビニール袋はレジにて有料の場合が多いのでご注意ください。クレジットカードはVisaまたはMasterCardが主流で、JCBは使えないお店もあります。免税を希望する場合はお支払い前にレジにてその旨を伝えて免税用の書類をもらう必要があります。(パスポートの提示が必要です。)食料品店が販売するアルコールはビールやサイダーなどのアルコール度が低いもののみで、販売時間は9~21時と限定されています。ワインやスピリッツなどのアルコール度が高いものはAlko(アルコ)という全国にある国営の酒屋が販売しています。アルコールを含む商品を購入する場合はレジで身分証明書の提示を要求される場合があります。フィンランド滞在中にレストランで食事をする場合、小さいお子様にも配慮された場所が多いので安心です。お子様用の椅子、プレイエリア、お子様向けのメニューなどが用意されている場合が多いです。

 

フィンランドの自然享受権

この自然享受権とは、土地の所有者に限らず誰でも自然の森に入り大自然を楽しむことが許される、というルールです。公園や森に入って自然の中の散歩を楽しんだり、ベリーやキノコを摘んだり、湖や川で泳いだりカヌーを楽しんだり、森でキャンプすることができます。個人の家の庭や菜園はこのルールが適用されませんので、近づかないようにご注意ください。国立公園などの自然保護区でもこのルールが適用されない場合があるので注意が必要です。また釣りを楽しむには許可が必要な場合があります。フィンランドの素晴らしい大自然を楽しんだ後は、他の旅行者も美しい大自然を楽しめるように、ご自分のゴミは必ずお持ち帰りください。詳しい情報は環境省のウェブサイトにて、この自然享受権について説明したパンフレットをダウンロードすることができます。

 

フィンランド文化であるサウナを体験

サウナはフィンランド文化を体験する上で欠かせません。特にサウナ小屋の隣に湖や海があって泳ぐことができる場合はぜひ体験してみる価値があります。サウナは健康にも非常に良いと言われています。サウナは通常裸で使用します。他人と一緒の場合でもフィンランド人にとっては自然なことです。一般のサウナ施設では男性と女性の利用時間が交代で設定されています。設定されていない施設では水着の着用が必要な場合もありますが、施設により異なります。公共のサウナ施設では男女で施設が別れているか、または水着の着用が必要な場合があります。裸で利用するのが苦手な場合は、水着やタオルを持ち込むのもよいでしょう。アアルト関連の観光地でもサウナを体験することができます。例えば、Kotka(コトカ市)のSunila(スニラ)地区にある製紙工場の工場長の住宅と岸辺のサウナ、またはEura(エウラ市)のKauttua(カウットゥア)にある川辺のサウナなどがあります。どちらも事前予約が必要なのでご注意を!また公共のスイミングプール施設にはたいていサウナが完備されています。アルヴァ・アアルトがデザインしたスイミングプール施設もあります。現在ではAaltoAlvari(アアルト・アルヴァリ)と呼ばれているこのプール施設はJyväskylä(ユヴァスキュラ市)にあり、通年オープンしています。

ヘルシンキのムンッキ二エミ地区にあるアアルト自邸。写真:Maija Holma、アルヴァ・アアルト財団

ヘルシンキのムンッキ二エミ地区にあるアアルトのアトリエ。写真:Maija Holma、アルヴァ・アアルト財団

フィンランドに旅行の際は、移動距離が非常に長くなることがあるのでご注意ください。フィンランド南北の距離は1,160キロ、また東西は542キロにもなります。

追加情報

フィンランドについてもっと詳しく!

フィンランドについての詳しい情報はVisit Finlandのウェブサイトをぜひご覧ください。フィンランドについての幅広い情報が詳細に記載されています。フィンランドの文化について、またイベントや旅行情報、例えば地元のフィンランド人にガイドを頼む方法などもあります!

フィンランドに旅行の際は、移動距離が非常に長くなることがあるのでご注意ください。フィンランド南北の距離は1,160キロ、また東西は542キロにもなります。例えばヘルシンキからJyväskylä(ユヴァスキュラ市)まではおよそ270キロになります。ヘルシンキ市から北部ラップランドのRovaniemi(ロヴァ二エミ市)まではおよそ820キロです。フィンランドの公共交通機関は比較的、時刻表通りに運行されます。国内の旅行はほとんど電車やバスで移動が可能です。

アアルトゆかりの観光地のほとんどは電車、電車とバスの乗り継ぎ、または飛行機でもアクセスできます。アクセス方法の詳細は、Visit Alvar Aaltoのホームページの各観光地の情報ページをご参考ください。例えば、ヘルシンキからはJyväskylä(ユヴァスキュラ市)、Seinäjoki(セイナヨキ市)、Rovaniemi(ロヴァ二エミ市)へのフライトがあります。Rovaniemi(ロヴァ二エミ市)へもフライトなら2時間弱で着きます。ですが国内フライトの便数は1日に朝と晩の2便のみ、といった場合も多いので注意が必要です。電車とバス会社の多くはウェブ上での予約が可能なのでこちらもお勧めです。

フィンランドの都市の多くはそれぞれのウェブページがあり、街の公共交通機関の時刻表や金額などの情報を掲載しています。ページの多くには便利な「Reittiopas – Journey Planner(旅程プランナー)」という機能があり、今いる場所と目的地、出発または到着予定時刻を入力するだけで、可能な移動方法のオプションを表示してくれます。フィンランドの小さな町の場合、駅から目的地まではタクシーがもっとも便利な手段であることも多いです。町のほとんどはメインとなる駅の近くにタクシー乗り場があります。

電車、バス、飛行機の他に、レンタカーを利用するのもいいかもしれません。ですがフィンランドで運転する前に注意点をいくつか確認してください。まずフィンランドの交通は右側通行で、車のヘッドライトは昼間でも点灯させる必要があります。フィンランドの道路はきちんと整備がされ状態は良好です。交差点はラウンドアバウト(環状交差点)が多いためご注意ください。交通渋滞は首都圏の一部を除き、ほとんどありません。地方の交通量は非常に少ないです。夏の白夜の明るい時期に、淡いブルーの空のもとを緑豊かな景色の中ナイトドライブを楽しむのもフィンランドならではの体験になるでしょう!

ただし、北部ラップランドでのドライブではヘラジカやトナカイに気を付けなければいけません。ヘラジカは夕暮れや夜明けに行動することが多く、道路に飛び出てくることがあります。トナカイも同様ですが昼夜関係なく行動します。また、対向車線の車がヘッドライトを点滅させてきた場合は、その先の道路に動物がいるから気を付けるように、またはあなたの車のヘッドライトがハイビームになったまま(なのでロービームに切り替えなさい)、またはその先の道路に何かあるので注意するように、という意味です。フィランドの人口密度はまばらですが、道路で非常事態があった場合はほとんどの場合誰かが協力して助けてくれることが多いです。ですが長距離ドライブの場合はガソリンスタンドの場所などを事前に確認しておくなどの準備はした方がよいでしょう。

その他の便利な情報

フィンランド旅行中に具合が悪くなった場合

医者や病院に行く必要があり、でも緊急を要さない場合は、公共または私立の医療施設を利用できます。ただしフィンランドの公共の医療施設を使用することができるのはEuropean Health Insurance Card(ヨーロッパ健康保険カード)を所持している旅行者に限られるのでご注意ください。このカードで診察を希望する場合はCross-Border Healthcare(国際医療施設)のContact Point(連絡窓口)に連絡してください。EUまたはEEA国以外からの旅行者の場合は、私立の医療施設に連絡してください。この場合は旅行保険の使用またはご自身での支払となります。緊急を要する場合は、救急電話番号112におかけください。薬局では一般的な鎮痛剤や咳止め薬などを購入することができます。

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