住所: Väinönkatu 7, 40100 Jyväskylä, Finland Google マップで開く
入場料: お問い合わせください
ツアー: 見学に関するお問い合わせは、電話：+358 10 231 4400 まで。見学希望日の2週間前までにご予約ください。
テーマ: レストラン, 古典主義, 文化施設
ウェブサイト: ユヴァスキュラのアアルト建築
ユヴァスキュラの労働者会館は、仕事を始めたばかりのアルヴァ・アアルトにとって最初に設計した大きなプロジェクトの公共施設です。1924年から設計を手掛け、建物は翌年に完成しました。ここはアアルトの建築家としての足掛かりとなった建物で、彼の古典主義様式の時代の代表的な建築とされています。また、当時の歴史的建築としても非常に価値あるものです。既に1970年代初めに重要建築として保護の対象とされ、中部フィンランド県が1978年にこの建物を保護する事を決定し、1986年にはフィンランド政府の保護下におかれました。
建物の道路側の面は円柱とガラスの壁で形成されており、その後ろにはレストランとカフェがあります。そして２階からはモニュメントのような階段で下の階のロビーを通り、建物の外側へ出られるようになっています。２階にはほとんど窓がなく、政治イベントや演劇用に大きなホールがあります。
アイノとアルヴァ・アアルトはこの建物のためにインテリアと照明器具もデザインしました。ユヴァスキュラ労働者劇場とユヴァスキュラ市立劇場の公演は1982年に新しい市立劇場が完成するまで、この労働者会館の舞台を使用していました。現在は主に会議やパーティー用として利用されています。
労働者会館は1924年 9月22日に建設が開始されました。その際、建物の石の基礎部分に雑誌「Työnvoima」のバックナンバーと協会の35年の歴史にまつわる物や写真、お金などを隠しました。そして1925年 9月12日から13日にかけて竣工しました。
建設時、この建物は当時の街並みから逸脱したものとなっていました。労働者会館はルネサンス建築の特色を取り入れた1920年代の北欧古典主義建築であることは明確です。正面入り口の天蓋風の屋根、外観を飾るトスカーナ風の円柱、パッラーディオ風窓や装飾部分の細部にもその特徴を見ることができます。内部には円形のアトリウム風のレストランもあります。初期のスケッチに見られる長い柱廊のある中庭は実現されませんでした。
また長年の間には改修され何度も変更された部分もあります。例えば１階のレストランとカフェは改装され内装も新しくなりました。1980年代には内装の大規模な修復工事が行われ、ほぼ初期の頃の状態に戻されました。最近ではアアルトホールの改修工事が行われ、2008年に工事を終えました。
ユヴァスキュラの労働者会館はアアルト夫妻が共に手掛け最初に実現した大きなプロジェクト。写真： Maija Holma（アルヴァ・アアルト財団）
丸みを帯びた大ホール入り口前のロビーは魅力的な特徴。写真： Maija Holma（アルヴァ・アアルト財団）
労働者会館は1924年9月22日に建設が開始されました。その際、建物の石の基礎部分に雑誌「Työnvoima」のバックナンバーと、協会の35年の歴史にまつわる物や写真、お金などを隠しました。
案内
基本情報
ユヴァスキュラ市（Jyväskylä）へのアクセス
ユヴァスキュラの労働者会館の住所は Väinönkatu 7, Jyväskylä で、ユヴァスキュラのツーリストインフォメーションから約300ｍの所にあります。ユヴァスキュラの公共交通機関についてはこちらでお調べください。タクシーのご利用は、電話で +358 100 6900まで。
ユヴァスキュラの労働会館への入場料
1 ～ 5 名：1 人当たり 10 €
5 名以上：1 グループ当たり 75 €
事前にご予約頂いた方のみ、ご見学頂けます。ご予約、詳細はユヴァスキュラの労働者協会までお電話下さい。
電話番号：+358 10 231 4400（平日 9時から16時まで）
来館日の２週間前までにご予約下さい。お支払いは現金のみ受け付けています。
開館時間や料金については必ず事前にこちらでお調べください。
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