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アアルト建築の宝庫、ヘルシンキ、セイナヨキとユヴァスキュラ

所在地: アラヤルヴィ, セイナヨキ, ユヴァスキュラ, フィンランド

所要時間: 4日以上

訪問先: セイナヨキのアアルト建築, アラヤルヴィのアアルト建築, ユヴァスキュラのアアルト建築, セイナッツァロの町役場

宿泊施設: 料金に含まれるもの

交通手段: Included

テーマ: 教会, 文化施設, 美術館, 行政センター, 赤レンガ, 都市開発

1名につき 1250 €(最低参加人数10名の場合の1人あたりの料金) より

アアルト建築の集中しているユヴァスキュラとセイナヨキ。それらの建築は彼がそこに残した消えることのない足跡であるということが感じられるでしょう。セイナヨキの文化と行政の関連センター、通称アアルトセンターはアアルトが手掛けた複合施設としては総合的に実現した良い例であり、ユヴァスキュラは世界で1番アアルト建築がある町です。

ツアーのハイライト

  • セイナヨキ市(Seinäjoki)の行政と文化関連センター(Hallinto- ja kulttuurikeskus)
  • アアルト建築の中心地、ユヴァスキュラ市(Jyväskylä)
  • セイナッツァロの町役場(Säynätsalon kunnantalo)の見学と宿泊

 

フィンランドの湖水地方の中心部ユヴァスキュラには、アアルトが様々な時代に設計した建築が世界のどの国よりも多くあります。そのため、ここはアルヴァ・アアルト建築の中心地と言えるでしょう。

ポホヤンマー地方(Pohjanmaa)の平原、セイナヨキではアアルトの残したものが色濃く残っています。セイナヨキにあるアアルトセンター(Aalto-keskkus)は世界的にも見ても非常に珍しい建築群です。

この2つの都市を訪れることによって、数十年に渡るアアルト建築の全体像をみることができます。また建築家であり、デザイナーでもあったアアルトについての興味深い話やプライベートにまつわる話も聞くことができます。ツアー中はフィンランド中部湖水地方、ポホヤンマー地方の平原の風景を楽しみ、フィンランドの伝統的なライフスタイルに触れ合うことでしょう。

ユネスコ世界遺産に登録されているペタヤヴェシの古い教会。写真:Aki Rantala(Visit Jyväskylä)

自然の光が差し込むラケウデンリスティ教会。写真:Katja Lösönen(Visit Seinäjoki)

アアルトの行政と文化関連の建築の数々、そして美しい景色の広がるポホヤンマー地方の平原からフィンランド中部の湖水地方までをこのツアーでお楽しみいただけます。
ALVAR AALTO LOCATION VIITATORNI-sky view-PHOTO TERO TAKALO-ESKOLA
ヴィータトルニ(Viitatorni)はユヴァスキュラにあるアアルト設計の高層住宅。写真:Tero Takalo-Eskola(Visit Jyväskylä)
Alajärvi Town Hall
アルヴァ・アアルト設計のアラヤルヴィの市庁舎は1967年に完成。写真:アルヴァ・アアルト財団
UNESCO-PETAJAVESI OLD CHURCH boy- PHOTO TERO TAKALO-ESKOLA
ペタヤヴェシの古い教会はユネスコ世界遺産の登録されている。写真:Tero Takalo-Eskola(Visit Jyväskylä)
Seinäjoen kaupungintalo ja Aalto-keskus. Kuva: Visit Seinäjoki, Katja Lösönen.
アアルトセンターにあるセイナヨキの市庁舎とラケウデンリスティ教会。写真:Katja Lösönen(Visit Seinäjoki)
Seinäjoen uudesta Apila-kirjastosta on yhteys Aalto-kirjastoon. Kuva: Visit Seinäjoki, Katja Lösönen.
セイナヨキの新しいアピラ図書館とアアルト図書館は地下でつながっている。写真:Katja Lösönen(Visit Seinäjoki)
Seinäjoen Aalto-kirjasto
セイナヨキのアアルト図書館の改修工事後、閲覧スペースにはアアルトデザインのランプ「nauris」が戻された。写真:Katja Lösönen(Visit Seinäjoki)
Säynätsalon kunnantalo, kuva Tero Takalo-Eskola
アアルト設計事務所はセイナッツァロの町役場の家具と照明器具もデザインした。写真:Tero Takalo-Eskola(Visit Jyväskylä)
Säynätsalon kunnantalon valtuustosalin kattorakenne
アアルトは会議場の特別なトラスを「蝶」と呼んだ。写真:Maija Holma(アルヴァ・アアルト財団)

プログラム

1 日目: 旅の始まりはヘルシンキ(Helsinki)

ヘルシンキでは グロ・アートホテル(Glo Art-hotelli)に宿泊します。

この日は、ヘルシンキアリアにあるアアルト建築をご案内します。

朝食後、セイナヨキにむけて出発します。途中、イッタラ町(Iittala、ガラスミュージアムの見学可)、またはタンペレ市(Tampere、市内観光可)にて、各自昼食をとっていただきます。

 

セイナヨキでの宿泊はソコスホテル・ラケウス(Sokos Hotel Lakeus)です。このホテルはセイナヨキの街の中心に位置し、アアルトセンター(Aalto-keskus)のすぐ側にあります。ホテルの部屋からは壮大なラケウデンリスティ教会が見えます。

セイナヨキのアアルトセンターを徒歩でまわるガイド付き見学ツアー

アルヴァ・アアルトはセイナヨキに世界的にも珍しい文化と行政の関連センターを設計しました。そのアアルトセンターは、ラケウデンリスティ教会(Lakeuden Risti)、教区センター(Seurakuntakeskus)、市庁舎(kaupungintalo)、図書館(kaupunginkirjasto)、合同庁舎(valtion virastotalo)、市立劇場(kaupunginteatteri)の6つの建物から成り立っています。

夏にはラケウデンリスティ教会の塔に上がり、65メートルの高さからセイナヨキの景色を眺めてはいかがでしょうか。また、現在多方面で活躍するJKMM設計事務所が設計を手掛けたアピラ図書館(Apila Kirjasto)も必見です。この図書館は地下通路でアアルト図書館(Aalto-kirjasto)とつながっています。アアルト図書館には、プライベートコレクションとしては世界で最も幅広いアアルト作品が展示されています。

ツアー後、アート&文化センター・カレヴァン・ナヴェッタ(Kalevan Navetta)の訪問が可能です。センター内にある工芸ショップ(Taito Shop Seinäjoki)ではポホヤンマー地方の手工芸品も取り揃えており、お買い物もお楽しみ頂けます。商品はユニークで創造性があり現代的なものばかりです。旅の記念に、お土産に、いかがでしょうか?

夕食は、ウッパラ・マナーハウス(Uppalan kartano)にて、アアルトメニューをお楽しみ頂きます。

ホテルにて朝食後、チェックアウト。

8時30分 セイナヨキからユヴァスキュラに向けて出発。セイナヨキからアラヤルヴィ(Aläjärvi)までは約70 km、約60分。

アアルトの出身地である、クオルタネ町(Kuortane)を経由します。クオルタネでは、アルヴァ・アアルトの生家を見学することができますが、現在、この建物は個人所有のため、外観のみの見学になります。門にはアアルトの記念レリーフがあります。

 

10時 アラヤルヴィに到着

アラヤルヴィでは、アアルトセンター(Aalto-keskus)を徒歩で巡るガイドツアーへとご案内します。そこには彼の最初の仕事から、アアルト設計事務所が最後に手掛けた建築まであります。

アラヤルヴィの町の中心部にあるアアルトセンターには彼の初期と後期の建築があります。新古典主義様式で手掛けた代表的な建築で、彼が最初に手掛けたアラヤルヴィの青少年センター(Nuorisoseuran talo)、弟のために設計した家ヴィラ・ヴァイノラ(Villa Väinola)、旧市立病院(Vanha Kunnansairaala)、そしてアアルトの白の時代を代表する市庁舎 (Kaupungintalo)、保健センター(Terveystalo)、教区センター(Seurakuntatalo)、アアルト設計事務所の最後の仕事である市立図書館(Kaupungin kirjasto)があります。

この徒歩ツアー中には、アラヤルヴィの湖畔にある有名な建築家 C. L. エンゲルが設計したガブリエル教会(Gabrielin kirkko、1836年)またはアラヤルヴィ教会とも呼ばれる教会がを見ることができます。ここではアアルトが若い頃、好んでオルガン・ロフトに座っていたと言われています。そして見逃すことができないのはアラヤルヴィの美しい墓地。そこにはアアルトの親族のお墓や彼がデザインした戦争の歴史の記念碑があります。

アラヤルヴィ市庁舎のロビーでは「Muodon vuoksi」と題する、1930年代にアイノとアルヴァ・アアルトが手掛けたガラスデザインが展示されています。

 

11時45分 プナイネントゥパ・ワイナリー(Punaisen Tuvan Viinitila)に向け出発、昼食とお買い物休憩

ビュッフェ形式のランチと浦浦ヤンマー地方の温かいおもてなしをお楽しみください。ここには、ベリーと白樺の樹液から作られたアルヴァリーニ(Alvariini)という名前のワインがあります。ワイナリーはアラヤルヴィの中心部からおよそ5km離れた長閑な田舎の風景の中、大きな白樺の木の陰にあります。

 

13時15分 ユヴァスキュラ方面へ向けて出発。アラヤルヴィからペタヤヴェシ(Petäjävesi)までは、およそ125 km、100分。

 

15時15分 レメッティラ・ファーム(Lemettilän tila)

レメッティラ・ファームでは石造りの牛舎を改装した雰囲気のある場所で休憩を取ります。ここは ペタヤヴェシの古い教会(Petäjäveden vanha kirkko)にほど近い、フィンランド中部の美しい田舎の風景の中にあります。

 

16時15分 ペタヤヴェシの古い教会(Petäjäveden vanha kirkko)を訪ねます。

この教会は、1994年北欧の木造建築の名作としてユネスコ世界遺産に登録されました。ここは北欧のルター派教会建築の、そして木材建築技術の長い伝統の代表でもあります。

 

17時 ユヴァスキュラに向けて出発

ユヴァスキュラは建築家アルヴァ・アアルトが息づく街です。また町の中心でも自然体験ができたり、文化に触れて何かを感じたり、アアルトの残した建築の数々を訪ねることができます。きっと個々に様々な体験ができるはずです。

宿泊はホテル・ヴェルソ(Hotelli Verso)、夕食は宿泊ホテルにて。

ホテルにて朝食

ムーラメ町に向かい、アールト が設計したムーラメ教会(Muuramen kirkko)を訪問します。その後、ツアーはセイナッツァロの町役場に続きます。アアルトの代表建築とも言われるこの町役場は、モダン建築の歴史を語る上で国際的にも幅広く知られています。アアルトはこの役場を一つの芸術作品と考えてデザインしました。そういった部分が細部へのこだわりやオリジナルの家具などにも見られます。

続いて、ムーラッツァロの実験住宅/夏の家(Muuratsalon koetalolla)をご案内します。その後はユヴァスキュラの中心部に戻り、アアルト・ミュージアム(Alvar Aallto -museo)のガイドツアーです。館内にあるカフェ・アルヴァ(Café Avar)にて昼食休憩です。

この日最後にご案内するのはトイヴォラン・ヴァンハピハ(Toivan vanha piha)です。ここは古くからある手工芸コミュニティーセンターで、雰囲気のあるカフェや工芸ショップがあります。

夕食はレストラン・ハルモーニ(Ravintola Harmooni)にて。

ホテルにて朝食後、チェックアウト。

ユヴァスキュラの中心部にあるアアルト建築を徒歩、またはバスにてご案内します。

ヘルシンキへ向かう途中、ラハティ市(Lahti)にあるタイヴァーンランタ(Taivaanrata)にて昼食休憩とラハティ の十字架教会(Lahden Ristinkirkko)を見学します。

ツアーに含まれる訪問先

天窓から自然光が差すユヴァスキュラ大学本館のエントランスホール。写真:Tero Takalo-Eskola(Visit Jyväskylä)

セイナヨキのアアルト建築

セイナヨキ

アルヴァ・アアルト設計の行政と文化関連センターは世界的に見ても建物全体を独自の建築芸術作品と言えます。多様な用途の建物であり、価値あるこのセイナヨキ市(Seinäjoki)の建築群はアアルト建築の代表と言えます。しかし、彼が都市中心部に設計した中にはいくつもの実現できなかった計画もあります。 セイナヨキには1924年から1926年、アアルトが若い頃に古典主義様式で手掛けた自衛団会館があります。また、アアルトセンターは6つの建物と1988年に完成した市民広場で構成されています。…

天窓から自然光が差すユヴァスキュラ大学本館のエントランスホール。写真:Tero Takalo-Eskola(Visit Jyväskylä)

アラヤルヴィのアアルト建築

アラヤルヴィ

アラヤルヴィ市(Alajärvi)はアルヴァ・アアルトが幼少期に夏を過ごし、若い頃の家があった町です。アアルトがコンペティションの作業など仕事で多忙な毎日を過ごした時間とは逆の、家族や親せきと休日をのんびりと過ごした場所でした。ここは彼にとって「心の故郷」でした。 自然の美しいアラヤルヴィに、広範囲にわたってアルヴァ・アアルト建築があります。それは彼の初期の頃の仕事から、彼の設計事務所の最後の仕事までに及びます。 アラヤルヴィの中心部ではアアルトが学生時代に手掛けた初めての公共建築から「白の時代」を経て、アアルト設計事務所の最後の仕事までを見ることができます。アラヤルヴィの行政と文化の関連センターとその周辺には、近年修復されたアアルトが弟のために設計した家、ヴィラ・ヴァイノラ(Villa Väinölä)など合わせて11棟の建築があります。…

天窓から自然光が差すユヴァスキュラ大学本館のエントランスホール。写真:Tero Takalo-Eskola(Visit Jyväskylä)

ユヴァスキュラのアアルト建築

ユヴァスキュラ

湖と丘のあるフィンランド中部の街ユヴァスキュラ市(Jyväskylä)は、アルヴァ・アアルト建築が世界で最も多くある町です。 全部で28か所ある中には、アルヴァ・アアルトミュージアム(Alvar Aalto-museo)、ムーラメ教会(Muuramen kirkko)、そして彼の一番の代表作と言われているセイナッツァロ町役場(Säynätsalon kunnantalo)などがあります。 アアルトはユヴァスキュラで学校へ行き、家庭を持ち、誰もが知るキャリアを積んでいきました。街には彼の初期の建築から後期のものまで幅広くあります。…

天窓から自然光が差すユヴァスキュラ大学本館のエントランスホール。写真:Tero Takalo-Eskola(Visit Jyväskylä)

セイナッツァロの町役場

ユヴァスキュラ / 1949-52

セイナッツァロの町役場(Säynätsalon kunnantalo)は1949年に招待コンペティションがあり、それを基に実現したものです。アアルトはこのコンペティションに「Curia」という案を提出して勝利を収め、すぐに実施設計を依頼されました。1952年に完成したこの建物はアアルト建築の中でも一際評価の高い建物です。町議会スペースは他の建築部分より高くそびえるように建てられており、改まった雰囲気にしています。建物の外観には公的空間のインテリア同様、主に赤レンガが使用されています。 セイナッツァロの町役場には様々な機能があります。お城にも見える建物の中央にはやや小高い中庭があり、ここから行政の部門や図書館へとつながっています。更に、この建物には役場職員の住まいやの賃貸オフィスもあります。…

案内

基本情報

料金に含まれるもの

  • 全ての移動手段
  • 宿泊(4泊)、朝食付き
  • 夕食4回、昼食3回、コーヒー休憩1回(ペタヤヴェシのレメッティラ・ファーム)
  • 各地でのガイドツアー:ヘルシンキ、セイナヨキ、アラヤルヴィ、ユヴァスキュラ
  • ペタヤヴェシの古い教会のガイド付き見学ツアー
  • セイナッツァロの町役場のガイド付き見学ツアー
  • ムーラッツァロの実験住宅のガイド付き見学ツアー
  • アアルト・ミュージアムのガイド付き見学ツアー

料金に含まれないもの

お食事中のお飲み物は料金に含まれません。

料金 1250 €(最低参加人数10名の場合の1人あたりの料金) から

料金

  • 1250 € (1グループ10名以上の場合の料金)
  • 1020 € (1グループ20名以上の場合の料金)
  • 宿泊先では1室2名利用が基本
  • 一人部屋をご希望の場合の追加料金 :4泊で 230 €

記載のサービスが可能かどうか、また料金等は時期により異なりますので、その都度ご確認ください。

プログラムは暫定的なもので、内容はご希望により調整いたします。

ツアー内容、料金など変更する場合があります。予めご了承ください。こちらのツアーは通常のパッケージツアー条項、条件に準じています。

問い合わせと予約

料金 1250 €(最低参加人数10名の場合の1人あたりの料金) から

料金

  • 1250 € (1グループ10名以上の場合の料金)
  • 1020 € (1グループ20名以上の場合の料金)
  • 宿泊先では1室2名利用が基本
  • 一人部屋をご希望の場合の追加料金 :4泊で 230 €

記載のサービスが可能かどうか、また料金等は時期により異なりますので、その都度ご確認ください。

プログラムは暫定的なもので、内容はご希望により調整いたします。

ツアー内容、料金など変更する場合があります。予めご了承ください。こちらのツアーは通常のパッケージツアー条項、条件に準じています。

Lahti Region Ltd.

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