
パイミオの結核療養所/サナトリウム
パイミオ / 1933
1933年に完成した、パイミオの結核療養所/サナトリウム(Paimion parantola)は、アルヴァとアイノ・アアルトの国際的なキャリアの基盤となるものでした。その二年後に完成したヴィボルグの図書館(Viipurin kirjasto、1935年)と共にアアルトは国際的にその名を広めていくのでした。フィンランド建築は、もう外部から影響を受けるだけの存在ではなかったのです。…
所在地: パイミオ, フィンランド
所要時間: 1日
訪問先: パイミオの結核療養所/サナトリウム
人: 1-50名
受付中: 通年催行(月曜日を除く)
宿泊施設: 料金に含まれるもの
交通手段: 料金に含まれるもの
テーマ: モダニズム, 川, 病院, 美術館, 自然
1名につき 65 € より
パイミオへの日帰りツアーでは、この町を特徴付ける1960年代初めの過渡期について学ぶことができます。主に電気技術の会社が集まるこの地域の産業が急激に成長した時期です。
ツアーのハイライト:
パイミオ(Paimio)への日帰りツアーでは、この町を特徴付ける1960年代初めの過渡期について学ぶことができます。主に電気技術の会社が集まるこの地域の産業が急激に成長した時期です。この過渡期の変化は現在でも、この町の景観、文化や社会生活から見てとることができます。
アルヴァ・アアルトが設計したパイミオのサナトリウムのケースでは、療養所を多機能な病院に転換するという、建築の運用が過渡期の重要なテーマとなりました。
ツアーでは、パイミオのサナトリウム(Paimion parantola)、パイミオ電気博物館(Paimion Sähkömuseo)、手工芸博物館ミーラ(Käsityömuseo Miila)を訪れます。ご希望によりパイミオの自然道を楽しむこともできます。
工程はヘルシンキから始まりますが、ツアー団体参加者のご希望により他の場所からツアーを開始することも可能です。
パイミオのサナトリウム、正面入り口。写真:Jarmo Fredriksson
パイミオのサナトリウムの家具。写真:Jarmo Fredriksson
ツアーでは、パイミオのサナトリウム、パイミオ電気博物館、手工芸博物館ミーラを訪れます。
午前8:00時にヘルシンキをツアー専用バスで出発します。パイミオ(Paimio)へは午前10:00に到着し、地元のカフェでまずコーヒー休憩を挟み、ツアーを始めます。
1時間のガイド付きウォーキングツアーはイスク・ハウス(Isku House)、または近くの川沿いのエリアから始まります。ウォーキングツアーでは1960年初めに起こった過渡期について、この町の景観や文化と社会生活を通して説明します。また、現在でもその変化が見られる事例を案内します。電気産業(例えば Southwest Finland Electricity 社のオフィスビル、1960年代より現パイミオ高校校舎)の急激な成長だけではなく、他の産業や小規模のビジネスについても説明があります。1960年代のフィンランドの地方における新しいサービスの登場により、銀行の施設、新しい自治体のビルや学校の施設も発展していきました。
午後12時頃に町のウォーキングツアーはパイミオ電気博物館(Paimion Sähkömuseo)と手工芸博物館ミーラ(Käsityömuseo Miila)前で終了します。ウォーキングツアーで説明されたテーマについてここでは展示品や博物館のガイドによりさらに詳しく説明されます。博物館でのガイド付きツアーの後は、バスに乗ってレストラン・カイマラン・カルフランピ(Kaimalan Karhulampi)に向かい、午後13:30時頃ここで昼食をとります。
昼食の後に午後15:00時から始まるパイミオのサナトリウムのガイド付きツアーがこの日帰りツアーのハイライトとなります。1.5時間のツアーでは1960年初めにサナトリウムに施された機能上、また構造上の変化に焦点が当てられます。戦後に新しく効果の高い結核の薬や治療法が登場したことにより、サナトリウムが異なる機能を備えるようになりました。そうして徐々にこの療養所は他の肺の病気も治療できる病院へと移行していきました。
ツアー訪問地の住所:
パイミオ / 1933
1933年に完成した、パイミオの結核療養所/サナトリウム(Paimion parantola)は、アルヴァとアイノ・アアルトの国際的なキャリアの基盤となるものでした。その二年後に完成したヴィボルグの図書館(Viipurin kirjasto、1935年)と共にアアルトは国際的にその名を広めていくのでした。フィンランド建築は、もう外部から影響を受けるだけの存在ではなかったのです。…
PL 41
20101, Turku